父が蕗の薹を摘んできてくれました。
ちょっと時期的に遅いかな。
もう花になっています。
雪解けの頃から「畑にふきのとう出来てへん?」と私がたずねていましたから。
ずっと頭に残っていたのでしょう。
気にかけてくれていました。
父の畑にはポツポツぐらいしか出ていませんでしたが、滋賀のほうまで足をのばしてくれたようです。
さっそく、ふきのとう味噌を作りました。
お箸の先にちょこんと付けて、口に含んでみるとほろ苦い春の香りが広がります。
あぁ、この味この味。
昔、母がこの時期になるとお鍋の中でお味噌を焦がさないようにかき混ぜて、台所にはフワッ~とふきのとうの香りが漂っていました。
もしかしたら父もその頃を思い出したのかもしれません。
今年のふきのとう味噌、美味しい。