NHK朝ドラの影響というわけではないが雑誌「暮らしの手帖」を買った。
ふと目にしたこの中の記事に惹かれて。
料理研究家 土井善晴さんの話。
家庭での献立のあり方、
汁 飯 香
ご飯を主体にしてあとは具だくさんの味噌汁、それに漬物があれば立派な日常の献立。
毎日の食卓にグルメ番組に出てくるような凝ったオカズはいりません。
それは特別な日のお楽しみの献立の時だけ。区別をすること。
ふだんは少ない品数を丁寧にこしらえる。
そんなようなことが書かれてあった。
そやねー、たしかにそやねー。
しんどい思いして時間かけて
毎日色とりどりにパーティーみたいな献立を並べなくても旬のお野菜を刻んだ温かいお味噌汁があればそれがいちばん美味しい。
そしてご飯の炊き方も丁寧に。
洗った米をザルにあげておくひと手間でご飯は美味しくなる。
そして「おひつ」にうつしておく。
そのちょっとした工程がお米をイキイキとさせる。
そうしてこしらえた汁物と白いご飯があればじゅうぶん。
土井善晴さんの語り口はソフトで心地よい。
食に対してのこまやかな優しさが伝わってくる。
久しぶりに気持ちときめく雑誌を見つけた。