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お好み焼き食べたい

 いつも楽しみに読ませていただくコーヒー店マスターのブログに
お好み焼きの事が書かれていた。
読みながらあの鉄板の上に焼かれる美味しい香りを感じながら
ふんふんそうかそうかと思ったり、おやっと思ったり。
 関西人だからといって必ずしもお好み焼きが上手に焼けるわけではないと。
そういえばそんなことを前にテレビでもやっていたなぁ。
関西のお好み焼き店はお店の人が焼いて持ってきてくれて
それをテーブルの上の鉄板にのせてくれる、そういうスタイルになっているから。

うん、今は確かにお店の人が焼いてくれる。

でもでも私が小さい頃はみんなお客さんがそれぞれ自分達で焼いていた。
その昔、今はもうカギ屋さんかペット用品屋さんになっている所に
お好み焼屋さんがあった。
よく母に連れて行ってもらった記憶がある。
注文したらカップにこぼれそうなほどのキャベツが盛られて
その上にイカや豚肉がのって真ん中にタマゴ。
長いスプーンでカシャカシャ混ぜたら鉄板へジュ―。
母は裏返す前にカツオと青海苔をふっていた。
そうしたほうがカツオのうまみがお好み焼になじむかららしい。
(だから今のように出来あがりのソースの上で花かつおがユラユラはしない)
裏返したらしばらく待って、もういちど最初の面に返す。
ソースの甘口を刷毛で塗って、大きなコテで碁盤の目状に切り込みを入れる。
この時のジュ―っと鉄板にこぼれたソースの香りがたまらない。
そしてハフハフしながら小さいコテで食べる。
以上が私の小さい頃のお好み焼き屋さんでの食べ方。
だからそうやって客が自分たちで焼くのがあたりまえだと思っていた。

下鴨神社の近くもそうだったと思うし、
三条河原町現在のロフトを入ったあたりのお店でもそうだった。
だから最初、テーブルの上に鉄板があるのに、
お店で焼いて、ちりとりのようなもので運ばれザッと目の前に出来あがった
丸いお好み焼を置かれた時はちょっぴり寂しささえおぼえたものだ(大げさ)

今やカップのキャベツをこぼしながらかき混ぜて
「あぁ失敗!」とか言いながらひっくり返してって風景はないのね。

きっとお客さんが焼くと中身が半焼けだったり、見た目も悪いし
カツオや青海苔もつまんで入れてたわけだから今から思えば不衛生だわ。
鉄板も傷つくし…など
お店が焼くほうが効率は良いのだろう。

どちらにしても私にとってお好み焼きはちょっとした思い出の味なのだ。

 お好み焼の思い出はまた後日に続くとおもいます(笑)
by chiromame | 2013-03-30 14:37 | 暮らしいろいろ
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