この前から読みかけている本
平松洋子さんの‘買えない味‘
忘れていたテーブルの上のちょとした決まり事や
食材の大切さをあらためて気付き
すこしばかり背筋をシャンとさせながら読んでいます。
お野菜の根っこやへたの栄養、
いつも無駄にしてしまっているなぁと。
最近、近所に来られるふりうりのお野菜売りやさんから
新鮮なお野菜を友人に買っておいてもらっています。
この日もみずみずしいほうれ草が手に入ったので
さっそくおひたしにしました。
母が生前に「ほうれん草は根っこの赤いところが甘くておいしいんよ」と
教えてくれたのを思い出し、
今日は赤いところを残したままサッとゆがきました。
とてもやわらかく、本来のほうれんそうの味がいきていたので
この日は胡麻や鰹節などを添えずにごくごくシンプルに
お醤油をちょっとでいただきました。
根っこもほんのりとした甘み。
お料理やさんでは味わえない、
これぞ‘買えない味‘家庭料理の味です。
この日は大根にも立派な葉っぱがついていたので
さっとゆがいて細かくきざんで、これまたきざんだおあげさんと
胡麻油で炒めておしょうゆみりんお酒で味付け。
白いご飯によくあいました。